中古マンション売買における瑕疵担保責任

マンションの場合、一戸建て住宅と比較して、売主が瑕疵担保責任を問われるケースはあまり多くありません。なぜなら、土地に対する瑕疵担保責任がほぼないこと、木造特有のシロアリなどの問題がないこと、給排水設備や雨漏りなどの問題も多くは共用部分の瑕疵となり、その場合は建物の施工会社や管理組合などが対応するためなどの理由からです。また、2005年に起きた耐震偽装問題や、2015年横浜のマンション傾斜問題など、マンション特有の欠陥工事等も、もし問題発覚前に中古マンションとして売却したとしても、売主に責任が及ぶことはないでしょう。マンションを売却後に瑕疵担保責任が問われるケースとしては、例えば壁に穴が空いているのを、家具などで隠しておき、それを買主に伝えずに売却した場合などが考えられます。ただ、実際にあったケースですが、おそらく地震により知らないうちに壁に穴が空いていたことに気づかず、引っ越すときに家具を移動して初めて気がついたといったことがありました。瑕疵担保責任は売主が気づいていなかった場合でも、責任を問われることがありますので、任意売却に限らず、中古マンションの売却をお考えの方は、一度隅々までチェックなさってから売却手続きを進められてください。